死んだ子の年を数える

8歳のころから死にたい、15歳からひきこもり、現在30年経過。

社会が死んでほしい人と死んでほしくない人

 日本は優しく助け合い場合によっては自己犠牲もいとわない素晴らしい国だ。

 だから死刑が少ない。

 裁判では刑の重い軽いがあるけれど、それは社会の縮図だ。

 社会が死んでほしい人に死刑、社会が塀の中に閉じ込めておきたい人に懲役。

 年齢からして懲役が終わる頃には人生が終わっている人も多いし、懲役から出てきても半分の人はまた懲役になる仕組みができている。懲役の長さはあまり関係がない。

 つぎに、被害者と加害者の関係。

 ここは完全にきれいに評価される。

 被害者と加害者、どちらが社会にとって有益か。

 被害者が社会にとって無益や有害であれば、加害者への刑は軽い、または無罪。

 被害者が社会にとって有益であれば、加害者への刑は重い。

 この基準のみで裁判は行われている。

 法廷で加害者をつるしあげることができるのは国しかいない。判決を出すのは国だ。

 国は社会の木鐸でしかない。