死んだ子の年を数える

8歳のころから死にたい、15歳からひきこもり、現在30年経過。

専務に対し「そのまま雪山で遭難すればよかったのに」といった過去

 専務の話を聞いているとき、専務はかつて山岳部に所属していたときの話をしてくれた。雪山で遭難しかけたときの話だ。

 後輩2人をつれた雪山行、吹雪にあい下山は困難だった。計画外の低温で、もう少しで遭難というところまで行って、何とかふもとまで降りてきた。後輩2人は専務のいいつけを守らず毛ではなく化繊の靴下をはいてきたので、足の指を失った。

 そんな話、切迫した雪山の話の感想で「遭難すればよかったのに」

 言ってはいけないこととそうでないことがある。そんなこともわからなかった、子供でもわかるようなことがわからなかった。そんなことを思い出した。

 しかもこのことに気が付いたのは10年以上あとだった。