死んだ子の年を数える

8歳のころから死にたい、15歳からひきこもり、現在30年経過。

新型コロナのワクチンはいつできますか、という質問

 まずここでのワクチンとは、「その薬を使えば、新型コロナがうつらない薬」です。

 新型コロナのワクチンはいつできると思いますか、という質問をされたらどう答えますか。

 ほとんどの人が、わからない、と答えるでしょう。

 では質問をかえて、新型コロナのワクチンが完成したと世界の指導者たちが出席している会合で秘密裏に報告されました。この指導者たちはどう扱うと思いますか。ただし、各国が好きにすることはできず、参加していない国を含め全ての国がそのワクチンの取り扱いを守ることとします。

 こう書くと、様々な答えがかえってくると思います。 彼らは無条件にそのワクチンを利用できるようにするでしょうか。

 新型コロナの死者はお年寄りが多く、病死者の平均年齢はこれまでの平均寿命とさほどかわりません。

 世界のとりわけ技術が進んだ国が共通で頭を抱えていることの一つが、対策をしていない少子高齢化です。アメリカ・中国・EU諸国といった大国も少子高齢化に悩んでいます。

 ほぼ死なない若者はあまり死なず、死んでいく人の割合の多い老人の死んでいく速度が上がっていくこととなります。平均寿命は下がっていきますが、治しようのないウィルスのせいだと結論づけることができます。

 彼らがどのような結論を出すかはわかりませんが、全世界の人が簡単に使えるようにワクチンをばらまくという判断を下すかはわかりません。

 世界を回す若者が経済苦で死ぬ世界と、生産をしない不摂生なお年寄りが病気で死ぬ世界、指導者としてはどちらを選択するでしょうか。

 参考:新型コロナウイルス感染症の国内発生動向

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000657357.pdf

https://www.stat.go.jp/data/nihon/back14/zuhyou/n0202300.xls