死んだ子の年を数える

8歳のころから死にたい、15歳からひきこもり、現在30年経過。

【万引き推し】中学生や高校生の万引きと推しと思いやり。

特別お題「わたしの推し

 推しとは何かと考える。有名なスポーツ選手やアイドルグループ、果ては架空のキャラクターや将棋なら天才棋士までいろいろな人が推されている。

 推す側の人に共通していることは、彼らにお金をかけること。100円均一で売られているような日用品に、写真やシンボルを書き込んだだけのものが1100円で売られ、発売と同時に売り切れる。

 ところで前に、昔は中学生や高校生が万引きをするのは損か得かを計算した結果、成功したときの利益が多いからと書いた。万引きしたお金で推しのグッズを買っていても筋が通る。

 では逆に、彼らは自分の推しのグッズを万引きするだろうか。

 しないだろう。推しを尊敬しているからだ。

 アニメ好きの子はアニメグッズの万引きをしなかっただろうし、バンド好きの子はバンドの楽譜や音楽データ(CDやDVDなど)を万引きや違法ダウンロードをしなかっただろう。

 転売目的のときもそうだ。バンド好きの子にバンドの楽譜の万引きを頼むということは相手に対する思いやりがないというべきである。彼は自分でリスクをとって得たお金で尊敬するバンドグループのグッズを買っているのだ。そんな彼に万引きをお願いするときは、アイドルやアニメのグッズをお願いすればいい。

 このように相手を思いやる心が万引きの依頼でも大事だ。ある漫画家を好きな人にその漫画家直筆のサイン色紙を万引きしてプレゼントをしたら相手は喜ぶだろうか。

 万引きをするほうも頼むほうも相手を思いやる。これも高校生時代に身につけたい心得だ。